• 副乳房

    • 陥没及び乳頭整形
    • 副乳房
  • 正常的な位置の乳房以外にある乳房を言います。人は生まれる前に、母親のお腹の中にいる時は腋から股間まで、両方に長い乳房稜線を持っています。赤ちゃんが生まれてから9週後には胸部を除いた他の部分は退化しますが、乳房稜線の一部が退化せず残っている場合、乳房組織の発達によって副乳房が発生します。これは、乳房稜線に沿っていかなる部位にも発生する可能性があり、最も頻繁に発生する部位は腋で、乳頭がついているケースもあります。主に腋の部位に瘤のようなしこりが生じ、生理周期によってサイズが変わることもあります。発生率は1~3%程度と比較的高めですが、サイズが小さい場合は気付かないことも多々あります。

副乳房の症状及び診断
  • 副乳房の症状
  • 一般的な乳房と同じ生理的な変化を起こすため、乳房が張って痛みを感じる周期的な変化が、正常な乳房と同様に生じる可能性があります。特に妊娠時には女性ホルモンの刺激で、あるいは40代に体重が急増する時にバストも大きくなり、腋部分の乳線が発達することで副乳房が生じる場合が多いです。

  • 副乳房の診断
  • 乳房ガンと誤認して不安がる必要はありませんが、副乳房も乳房と同じ組織であるため、非常に稀ではありますが、その部位に乳ガンが生じることもあります。乳房の専門医の診察を受け、必要に応じては乳房の写真撮影及び超音波検査を実施する必要があります。撮影した乳房の写真によって乳房組織が腋にあることが確認でき、超音波検査などを並行しながら、乳房内に異常が無いか確認します。

     

副乳房の治療
  • 発生の原因が解消される場合、つまり、出産や授乳が終わった後、食事の調整などで体重が減少する場合、副乳房も小さくなることがあります。
    乳房ガンとは無関係のため、若干ふくらみを持ち、痛みがなければそのままでも問題がありませんが、大きすぎたり、痛みがあったり、妊娠を計画している場合には手術を受けることをお勧めします
  • 妊娠時の女性ホルモンの刺激や、40代の体重の急増と共に乳房も大きくなり、腋部分の乳線が発達するため、妊娠の計画があるならば、事前に手術を受けることが望ましいです。
    手術で組織が適切に除去されれば、再発はほとんどありません。
副乳房の手術方法
  • 術跡を最小限にするために腋の皺に沿って切開する場合、腋の前側の副乳房を十分に除去することが困難であるため、脂肪吸入を並行して行います。脂肪吸入により皮膚が収縮する効果があるため、皮膚切除範囲を最小限に留めることができます。
  • まずは腋の皺に沿って小さな1cmの切開口を作り、ここから副乳房の前方部位の脂肪吸入することで除去します。その後、必要に応じてこの切開口を2~3cm程度広げ、そこから残りの乳房組織を除去します。さらに除去する必要があれば、皮膚を切除して弾力バンドで圧迫して施術し、手術を終了します。
  • 01. 脂肪吸入
  • 副乳房の下垂がひどくない場合、腋の内側に1cm未満の小さな切開口を作り、脂肪吸入によって脂肪と乳線組織まで吸入する方法です。大抵の場合、乳腺組織がある程度あったとしても、吸入のみで良い結果が期待できます。

  • 02. 乳線切除
  • 副乳房のサイズが大きく、下垂している場合は、腋の皺に沿って2~3cm切開し、乳線組織を直接切除する方法です。緻密な乳線組織を持つ副乳房にも適用できる方法です。

  • 03. 脂肪吸入+乳腺切除
  • 副乳房のサイズが大きく、下垂している場合は、腋の皺に沿って1cmの小さな切開口を作り、ここから副乳房の前方部位を脂肪吸入することで除去します。その後、必要に応じてこの切開口を2~3cm程度広げ、そこから残りの乳房組織を除去します。