術跡は若干残りますが、乳輪内にごく小さく残る程度ですので、傷に対するストレスは低い手術だと言えます。しかしケロイド性の体質の場合には傷が腫れることもありますので、手術前に説明を受け、慎重に手術を決定する必要があります。
程度の差はありますが、授乳に障害を来たすこともあります。未婚女性の場合、手術前に必ず授乳について説明を受け、乳腺を最大限保存する方法で手術を検討する必要があります。
一時的に乳頭の感覚が鈍るように感じられることもありますが、大抵の場合、6ヶ月から1年程度が経過すると感覚が戻るので心配はご無用です。しかし、稀に感覚が完全に失われることもあるので、手術前には必ずこのことについて熟知する必要があります。
手術後に陥没乳頭が再発することがありますが、確率的には0~10%程度と報告されています。
深刻な陥没であるほど、再発率は高くなります。再発した場合、再手術が必要になる可能性がありますが、そのような場合でも再手術で矯正ができるので、心配はご無用です。